【レビュー】人脈作りにおすすめ?ビジネスマッチングアプリ「yenta」を使ってみた
こんにちは、サピエンスです。
前日、前々日はコンテンツのネタ収集をしていました。
今日は、ビジネスマッチングアプリ「yenta」についてのはなし。
yentaってどんなアプリ?
「yenta」は、「完全審査制AIビジネスマッチングアプリ」です。
私が知ったきっかけは友人からの情報提供だったのですが、興味があり早速登録して利用してみました。「もうアプリのことは知ってるから、レビューを見たい!」という方は、「実際に使ってみた」まで読み飛ばしていただいて構いません。
何ができるのか
yentaは、普段は繋がる機会の少ない多種多様な領域のプロフェッショナル同士を繋ぎ、働き方の多様化、オープンイノベーションや生産性の向上を促進するアプリです。
yentaのHPには上記のように説明されています。つまり、最近普及し始めた「マッチングアプリ」のビジネス版ですね。プロフィールには、専門や経験、今までの略歴、持っている事業アイディアなどを記入して、互いに興味ありとなった場合、マッチング成立です。そのあとは、人脈作りをするもよし、新しい事業を共同で起こすもよし、ソーシングで手伝ってもらうのもよし。
利用状況
他のマッチングアプリにも共通することですが、この手のサービスの質を見極めるためには、利用者数やマッチング率などが重要になってきます。ということで実際に見てみるとHP発表では以下のような状況です。
累計マッチング数:2,767,593
ユーザーの勤務先者数:21,584
全ユーザーのマッチング率:90.84%
(2020/02/01/13:40現在)
GooglePlayストアの累計ダウンロード数が1万以上になっていることも併せて考えるとユーザー数は多いようです。自分の知る限りでは、同形態のアプリでこの規模のものはないので、ビジネスマッチングに興味があればまず「yenta」を始めてみるのがよさそうです。
開発者
「yenta」を作った方は、岡 利幸(おか としゆき)さんのようです。現在は、株式会社アトラエの取締役CTOをされているとのことでした。岡さんが海外の他ビジネスマッチングアプリの一つを利用されたことをきかっけに、日本人向けのビジネスマッチングアプリを開発されたそうです。以下サイトにインタビュー記事が載っています。
実際に使ってみた
ということで、レビュー記事の本題です。友人からの情報提供で興味を持って、私も実際に使ってみました。利用環境、状況は以下の通りです。記事を読んでいただく際の参考にしてください。
課金:なし
年齢:20代前半
職業:学生(大学院)
※2020年4月からコンサルティング業界で働きますが、本情報は非公開で利用しました。
一日目:アカウント作成
「yenta」の利用には、審査を通過する必要があります。まずはアカウントを作成して、この審査を受けましょう。審査では、アカウント情報をもとに、「マッチングするユーザーが一定以上いるか」を判断されます。要するに、現利用ユーザーとマッチングすることが見込まれる人であれば審査通過しますよ、ということのようです。何としてでも通りたいところですが、プロフフィールを真面目に書く以外に方法がないので、しょうがありません。初日は、アカウントを作成して審査を受けて終わりでした。結果は通過次第メールにて連絡されるようです。
二日目:審査通過、実際に使ってみる
審査を受けた翌日に、メールで審査通過が報告されました。ということで、実際に利用してみます。(すでにスワイプした後の画面です、すみません笑)
「yenta」では、無課金で毎日10人のユーザーをスワイプできます。このスワイプというのは、表示されたユーザーに「興味があれば右」、「興味がなければ左」と選別する作業のことを言います。一日のスワイプ数は、毎日正午にリセットされるのを待つか招待機能を利用して得たポイントを交換することで回復できます。私は無課金ですし、友人の招待もしていないので、二日目は10人スワイプして終了しました。マッチング結果は当日の20:00に発表されるシステムなので、20:00まで待ち、なにも音沙汰がなかったため就寝です。
三日目:マッチングなし...が興味あり一人!
三日目ともなると、「正午にスワイプ回数が回復するのを楽しみに待ち」、「20:00にマッチング結果が発表されるのを楽しみに待つ」生活になります笑...が、スワイプ開始二日目も当然のようにマッチングなしです。残念ですが、気長に続けるしかありません。(このあたりの話は、「yentaをうまく使うには」で後述していますので参考にしてください。)そして、今日も就寝かと思いきや、時間差で「yenta」から「あなたが興味ありされました」との通知を受け取りました!喜びを隠しながら「yenta」を開き、どんな人だろうと「レポート」を開きました...が、この「興味あり」というのが曲者です。どういうことかというと、「私のことを興味ありしたユーザー」のことを狙い撃ちで興味ありにすることができないのです。「ああ、誰か私のことを興味ありしてくれたんだな、ありがとう。いつか会いましょう。」と感謝して寝るだけです。
四日目:興味あり二人目
そんなこんなで、「yenta」生活四日目です。ルーチンワークのように作業をこなし、興味ありをまた一人ゲットして終了。以上。
五日目:今日
今日も正午にスワイプして、興味ありしてくれた人の会社をググってました笑
「yenta」をうまく使うには
「yenta」をうまく使う方法を考えるためには、まずマッチングの仕組みを知る必要があります。尚、これ以降の記事は、私の推測に基づく仮説を軸にして話を展開していきますので、その点をご了承ください。(間違い、誤解等あればコメントください)
マッチングの仕組みを考えよう
マッチングでは、マッチングする双方が相手のことを「興味あり」にする必要があります。そこで、重要なことは「今日私が興味ありにした相手」のレコメンドに「今日私が表示される訳ではない」ということです。実際に、私に興味ありをしてくださった方は、その日のレコメンドに表示されていませんでした。つまり、一方的に評価された・評価した人が溜まっていき、いつかお互いに「興味あり」となるまでマッチングされないということです。マッチングするためには、レコメンドを地道に毎日消化していくことが着実な方法と言えますね。
全ユーザー数が仮に1万人で変化しないとすると、評価し終えるには3年かかります。ここで大切になってくるのは、マッチングする範囲を絞っていくということではないでしょうか。以下具体的に説明していきます。
コミュニティ機能
「yenta」にはコミュニティ機能というものが存在します。種類はおそらく二つあって、一つは「出身・所属大学」です。これに所属するには、facebookログインを利用すればいいようです。私の大学コミュニティも存在していたので、さっそく登録しました。
もう一つは、「クローズドコミュニティ」です。どういった集いなのかは不明ですが、一部の権限を持つオーナーによって作られたコミュニティで、リファラルでのみはいることができるようです。こちらに関しては、まだ情報がつかめていません。
コミュニティに属すると何がいいのかということですが、「評価する、評価される人数を制限することができる」点に良さがあります。1万人いる中で毎日10人ずつスワイプするのと、数百人規模の大学コミュニティ内で同じことをするのでは、お互いに興味ありとなる確率は違いますよね。コミュニティを利用することで、単純にマッチングするまでの時間も短縮でき、数自体も増加しそうです。欠点があるとすれば、同じ大学関係者でしかマッチングできない点ですかね。ここは賛否両論ありそうです。
また、1日のスワイプできる回数は、「yenta」からの通常のレコメンドと、コミュニティ内のレコメンドで共通です。どちらでスワイプするか決めてから消費しましょう。
有料プラン
「yenta」には、2つの課金制度があります。一つは「Active Plan」で、「自分のプロフィールが他のユーザーに表示される回数が5倍になる」というもの。マッチングアプリでは、自分だけでなく、相手からも「興味あり」されなければならないので、とにかくマッチングしたい人には有効ですね。このプランは月額1,000円(2020/02/01現在)とリーズナブルなのがうれしいですね。
もう一つのプランは、「Professional Plan」です。内容は「Active Plan」の効果に加えて、レコメンドされる相手にフィルタをかけることができるようになる、というもの。明確にマッチングしたいユーザー像を持てている人にはうれしい機能ですね。こちらは月額5,000円(2020/02/01現在)と、やや値が張りますが、効率よくマッチングするためには有効だと思います。また、どちらかのプランで1回だけ七日間の無料トライアルが受けられるようなので、有料プランに興味があれば使ってみましょう。
おわりに
今日で私は「yenta」生活五日目ですが、実際に使ってみた感想は「へぇ~いろんな人いるな~面白い」です笑 誰もが知るような大企業から、出来立てホヤホヤのベンチャー企業関係者までさまざまなバックグラウンドを持った人がいます。まだマッチングできていないのは、私の力不足ですが、これからどんな出会いがあるのか楽しみです。「yenta」は人脈作りからビジネスパートナー探しまで、あらゆる目的で利用できるビジネスマッチングアプリでした。興味がある人は早めに初めて、どんどんマッチングしていくことをお勧めします。
私の「yenta」生活については、Twitterで随時呟いていくので興味を持っていただいた方は是非覗いてみてください。