残り70日で社会に放たれるホモサピエンスのはなし

社会に放たれるまで残り70日(1月23日時点).一度は本気で研究者を目指したホモサピエンスが,専門就職を捨てた理由とは...HR,Technologyなど異色の組み合わせでお送りします

【体験記】社会人デビューに向けて新居探し(part 1)

こんにちは、サピエンスです。

今日は、入社まで60日を切ったということで、入社前の引越しはなし。

 

 

はじめに

 2月に入り、入社を控えた大学・大学院生は卒論・修論がいよいよ大詰めといったところでしょうか。そんな2月ですが、入社前に書類の提出や経費用口座の開設など準備も色々ですよね。また、人によっては引越しの準備を進めなければなりません。私もつい先日まで、入社を控えて新居探しや引越しの手配を行っていました。

 人によってはもう終わったかもしれませんが、入社後の引越しがある方などどこかに需要があるかもということで、備忘録も含めた記事を書きます。本記事は、1.自分で新居探し、2.不動産仲介業者へ、3.内見から契約という三部構成で書いていこうと思います。

 本記事のターゲットは、入社までに転居しようとしている学生です。また、一人暮らしの経験や引越しの経験がない方など割と初心者の方に向けて書きます。考えるきっかけになればと思っています。また、私のペルソナを本記事を読む際に参考にしてください。

 

性別:男

職業:大学院生

入社後の職業:ITコンサルタント

出身:東京

会社所在地:東京都(23区内)

見込年収:400万程度

補助:家賃補助、借り上げ社宅制度、独身寮あり

家事:割と好きで、自炊もする方

休日:インドア:アウトドアが半々

平日:家では何もしたくない(本は読みたい)

 

まずは

 新居探しのために、自分の求める家の情報を明確にしていきました。あくまで、自論ですが、注意してほしいことは、「よくわからないから不動産にいこう」っていう気持ちでは家探しに時間がかかる上に満足しない結果になることがほとんどです。まずは、自分のなかで条件とその順位を決めていきましょう。私が考えたことは、どこに住むのか、どんな家がいいのか、払える家賃はどれくらいなのかの三つです。どういう条件から考えればいいのかを例で示します。

 

払える家賃はどれくらいなのか

 後述する「どこに住むか」「どんな家はいいのか」は、払える家賃によってある程度絞ることができます。むしろ、この二つについては、絞らないと選択肢が多すぎて決められませんが、家賃は最初に決めやすいです。

 まずは、給料(初任給)、家賃補助など家賃を捻出する資金源の大きさを把握しましょう。企業によっては、借り上げ社宅制度(企業が住居を借りることで所得税対策になります)があるので、人事部や総務部などに問い合わせましょう。こうした問い合わせはよくあることなので臆することなくズケズケ聞くことをお勧めします!

 私は、給料と家賃補助を把握したら、次に何割(何円)を家賃に充てられるかを考えました。資産運用、自己投資、奨学金など絶対に確保するべき金額を抑えると、私の場合家賃に充てられるのは2割(MAX)でした笑

 

どこに住むのか

 さて、私の場合、給料+補助で全体の2割を家賃に充てられると分かりました。「場所は良いから家(物件)が大事!」という場合は次に節を先に見てみてください。

 それでは、どこに住めるのかをピックアップします。ここで考えるべきは、会社の沿線に住みたいか、家の周りにどういった商業施設が欲しいか、治安や地盤を気にするかなどです。私がここで考えた条件は以下です。

  • 会社まで1時間圏内(乗り換えは最大1回)
  • 家の近くにスーパーや複合型商業施設がある
  • 家から駅まで徒歩20分圏内
  • 治安がいい

 人によっては、会社まで30分がいい、乗り換えしたくない、出歩かないから治安はそこまで気にしないなどあると思います。物件の条件だけはなく、こうした地域の条件を決めることで、「いざ住んでみたら生活コストが高い」といった地域への不満はなくせる可能性が高いです。

 上の条件から、場所を絞るのは、仲介業者の得意分野なので、ここまで来たら一度仲介業者に走ってもいいと思います。しかし、仲介業者は信用しないぞ、自分でもう少し考えたいっていう人はお付き合いください笑

 

どんな家に住むのか

 ここからは、どんな家(物件)に住むのかを決めていきます。考えるべきは、築年数をどれくらいまで許容できるのか、部屋の構造(1K, 1DK, 1LDK)、個別の設備(宅配ボックス、コンロ周り)などです。築年数に関しては、最近はリノベ―ション物件もあるので、柔軟に検討すべきかもしれません。部屋の構造は、欲を言えば尽きないですね笑 

 ちなみに、「ダイニング」と「リビング」は何が違うのか分かりますか?私は、わかりませんでしたので、仲介業者に聞いたことがあります笑 仲介業者の答えは「”広さ”です...」でした。まあ、澄んだ人がどう使うかによって変わりますし、そもそもキッチンの横にあってもダイニング兼リビングですし、気にしなくてもいいのかもしれません笑

 個別の設備は、こだわるところかもしれません。しかし、築浅の物件は、まずまず大差ないと思います。あとは、宅配ボックスが欲しいとして、

  • 宅配ボックスがあって家賃10万2千円
  • 宅配のボックスがなくて家賃10万円

を比べた時にそれ以外の条件で大差がない時に宅配ボックスに月2000円の価値があるかを考えるといいかと思います。年間で考えれば2,000円×12か月×2年契約=48,000円です。最近では、ドアにかけるタイプの置き配グッズを買えば安く済むかもしれません。トイレの温水ウォシュレットも同様です。もしも、個別の設備で迷ったら、自分で変えるにはいくらかかるかを考えてもいいと思います。いざ、内見に行くときに見るべきチェックリストを作ってもいいかもしれませんね。

  • 築5年以下(リノベは要検討)
  • 二階以上
  • 角部屋(隣に部屋なし)
  • 40m2以上(一人暮らしでは広い方かも?1DK以上であればまず到達)
  • 温水ウォシュレット
  • 風呂トイレ別
  • コンロ二口以上(IHも可)
  • 大きいシンク(ファミリー向けレベル)
  • 独立洗面台

結構当たり前だと思われる条件もありますが、水回りはこだわりたいところです。書き出せる条件は書き出せるだけ書いておくこと方がいいと思います。そしてチェックリスト化して点数を決めてもいいですし、次の優先順位決めも参考にしてください。

 

優先順位決め

 以上、私が考えた条件を3つ紹介していきました。大切なことは、決めた家賃→土地→物件の条件を下って登ってを繰り返すことだと思います。実際に家賃から決めていったら住みたい家が見つからなかった。となれば住みたい家にはいくら必要なのか、それは自分の給料や生活費と睨めっこして許容できるのか。私の場合は優先順位を以下のように決めました。

 

  1. 家賃は、月収の2割以下(どうしても住みたい物件であれば3割まで許容)
  2. 乗り換え最大一回(都内ならほぼ可能)
  3. 家の近くにスーパーや複合型商業施設がある
  4. 治安がいい(犯罪発生率を参考にしました)
  5. 築5年以下(リノベは要検討)
  6. 二階以上
  7. 40m2以上(一人暮らしでは広い方かも?1DK以上であればまず到達)
  8. 角部屋(隣に部屋なし)
  9. 温水ウォシュレット
  10. 風呂トイレ別
  11. コンロ二口以上(IHも可)
  12. 大きいシンク(ファミリー向けレベル)
  13. 独立洗面台

家から駅まで20分、会社まで1時間は大体当てはまるので除外しました。結構好条件ですが、駅からの遠さ、会社からの遠さを許容しているので、一人暮らしであれば十分に達成できるかと思います(経験談です笑)。

おわりに

 今日は、私の新居探しのSTEP1を記事にしました。大切なことは、住む家のイメージできるかということだと思います。当然ながら内見に行くと、私は気分が上がって「結構いいじゃん」ってなりがちなので、チェックリストや優先順位を決めていきます笑 また、内見に行くことで変わる条件もあると思うので、逐次更新していきます。

 次は、いざ不動産にいって物件を決めて内見に行くところまでです。全部とは言いませんが、不動産業界は知らない人が存する不透明な業界です。建築業界の友人と話しても,よく話題になります笑

 できるだけ私の経験をお伝えしたいと思いますので、良ければ読んでみてください。